食事は野菜から手をつける。
ベジファーストで高血糖を防ぐ
健康診断などで「血糖値が高いですね」と指摘されると、細かい食事指導を受けることがあります。とはいえ、「正直、食生活に気を使うのはめんどうだ」、と感じる人も多いでしょう。そんな人でもすぐに実践できることが、「野菜から食べる習慣(ベジファースト)」を徹底すること。期待できる効果は次の3つ。
ベジファースト3つの魅力
1血糖値が上昇しにくくなる
野菜に含まれている食物繊維が、胃の中で糖質の吸収を緩やかにしてくれます。
2食べ過ぎの予防
野菜に含まれている食物繊維が、胃の中で糖質の吸収を緩やかにしてくれます。野菜に含まれる水溶性の食物繊維は、胃のなかでの滞在時間が長く、水分を含んでいるため膨らみます。そのため満腹感を得やすく、食べ過ぎを防げるのです。
3便通がよくなる
食物繊維は腸管を刺激し、蠕動運動を促す働きもあるため、お通じがスムーズになります。腸内運動の活性化は、体を燃やす力、すなわち代謝力の向上にもつながるため、太りにくい体も手に入るのです。
- コラム
野菜ジュースは野菜の代わりにはならない!? -
市販の野菜ジュースは長期保存するために食物繊維を抜いているので、代用できません。本来の野菜とは含まれる栄養成分が異なりますし、果物が入っている場合、甘味があるので、血糖値を急上昇させてしまうこともあり、むしろ逆効果です。ジュースで野菜の栄養を取りたい場合は、ミキサーなどで自家製の野菜ジュースを作るのがおすすめ。ただし、ミキサーにかけすぎると食物繊維が失われてしまう可能性もあるので注意が必要です。