病気の予防・改善やダイエットには…
糖質制限より空腹時間が有効!
現代の日本人の多くが糖質過多になっているといわれていますが、糖質過多の生活が続くと、次第に心身のバランスが崩れ、肥満や糖尿病、さらには脂肪肝のリスクも高めてしまいます。こうした糖質による害から体を守るために重要なのは、糖質の摂取量を極端に制限するよりも体内でいかに糖質をリセットできるのか、ということ。そのために有効なのが1日1回でも、あるいは1週間に1回でも、ものを食べない空腹時間を作ることです。普段糖質を摂りすぎている人でも、食べない時間を設けることで、いったん血糖値を下げることができ、かつ空腹時間を長くするほどに、余分な脂肪も取り除けるでしょう。
普段の食事で、どのくらい糖を摂取している?
糖質は、ご飯(米)や麺類、パン…といった炭水化物に多く含まれています。それらを3食すべてに、摂り入れると、それだけで糖質過多に陥ってしまう可能性が…。食卓に並ぶ“主食”には、少量でも、比較的多くの糖質が含まれていることを把握しておきましょう。
空腹時間+筋トレで体もっとイキイキ
空腹時間を作ると、1日の総摂取カロリーが減り、体重も減少。その際、脂肪も分解されますが、同時に筋肉量も落ちてしまいます。筋肉量が減少すると、特に高齢者の場合、足元がふらつきやすくなり、転倒の危険性が高まるので注意が必要です。回避するには、簡単な筋トレを並行して行うことが有効。ただし、無理のない範囲で継続することがポイントになります。少しの時間でも意識的に運動をするだけで、理想の体にぐんと近づけるでしょう。
腕立て伏せや腹筋、スクワット、階段の上り下りなど、できる回数だけ行いましょう。しんどいなと感じたら、やめて構いません。