寝たきり防止にも役立つ!股関節の柔軟性を高める、“その場はいはい”

股関節がガチガチになると、歩幅が狭くなり、足もあまり上がらなくなります。結果、股関節を動かす太ももやお尻の筋肉が使われなくなり衰えていくので、平らなところでつまずいたり、イスから立ち上がるときにふらつくことも増え、高齢になると、これが原因で転倒し、骨折してしまう可能性も。ガチガチ股関節を放置することは、将来の寝たきりリスクを高めてしまうのです。

紹介するストレッチは、股関節とともに背骨、胸椎もゆるめることができます。その場で、はいはいをするだけの、とってもシンプルなストレッチですが、日々の習慣にするだけで、生涯自分の足で歩き続けられる元気な体が手に入ります。

はいはいのポーズ

両手、両ヒザを床に着け、両ヒザの間をこぶし1つ分ほど広げます。両手は肩よりも、やや前に着けて、重心が両手、両ヒザに均等にのるよう意識。


背骨を逆Cカーブ

息を吐きながら、みぞおちを右に動かしながら、背骨をゆっくりとカーブさせます。腰が横に動かないように。


右手と左足を前方に

2の、背骨の逆Cカーブを維持したまま、右手と左足を同時に前方へ出します。姿勢が崩れないようにゆっくり行いましょう。


右手と左足を戻す

右手と左足を元に戻したら、今度はみぞおちを左に動かすようにして背骨をゆっくり右にカーブ。この姿勢を維持したまま左手と右足を前に出してから1のポジションに戻る。以上を10回繰り返します。


※途中で体に痛みや違和感があったら、すぐに中止してください。※体調がすぐれないときはお休みしましょう。※手首やヒザなどに痛みがある方は、必ず医師に相談してから始めるようにしてください。